ex-dreams
もうひとつのミッドセンチュリーアーキテクチャ
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編集・企画:福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎
寄稿・インタビュー:権藤智之、ロイド・カーン、
ビクター・ニューラブ、セン・クアン、塚本由晴
デザイン:米山菜津子
印刷・製本:ライブアートブックス
出版:ガデン出版
A4判変形300×216mm|272頁|日英併記|コデックス装|ISBN 978-4-9911456-1-2
Holz Bauから3年。ガデン出版の第2弾は、最も新しい建築素材であるアルミニウムに着目してアメリカ建築をリサーチした。アルミニウムを活用した住宅や高層ビルから徐々にアルミニウムの未来的イメージが独り歩きして、やがてグーギー建築と呼ばれるロードサイドのダイナーへ、さらにはポストモダン建築へと発展していく。モダンからポストモダンへの転換期にあたる19のアメリカ建築と4つの日本の事例を、写真と図面、イラスト、漫画によって紹介する。
こうした多様な建築の理解を深めるため、論考やインタビューも含まれている。建築生産、建築構法が専門の東京大学の権藤智之による論考。『シェルター』の著者であり『ホール・アース・カタログ』の編集者でもあったロイド・カーンへのインタビュー。グーギー建築を代表する建築家アーメー ・デイビズの現在のパートナーであるビクター・ニューラブへのインタビュー。建築史が専門の東京大学、ハーバード大学のセン・クアンとの座談。建築家の塚本由晴との座談。さまざまな人との対話を通して、この捉えづらい建築に迫ろうとしている。
《本書で取り上げる主な建築家とその作品》
◆ゴードン・バンシャフト(アメリカ/1909-1990)
マニュファクチャーズ・トラスト・ビル
◆ラファエル・ソリアーノ(アメリカ/1904-1988)
グロスマン邸、シュールマン邸
◆ルイ・アーメー、エルドン・デイビス(アメリカ/1914-1981、1917-2011)
ノームズ・ラ・シエネガ店、パンズ・コーヒーショップ
◆ジョン・ロートナー(アメリカ/1911-1994)
ガルシア邸、フィッシャー邸
◆ルイス・カーン(アメリカ/1901-1974)
エシェリック邸
◆ロバート・ヴェンチューリ(アメリカ/1925-2018)
母の家
《Holz Bauについて》
2020年に発売され、2週間で完売したガデン出版の本。日本の出版としては初めて、その年の世界における建築本のベスト10を決めるDAM(ドイツ建築博物館)Architectural Book Awardで The Best Architectural Books を受賞した。
《目次》
002 はじめに
アルミニウム
016 書籍「アルミニウム・イン・モダン・
アーキテクチャー」再録
企業の夢
034 フェアフィールド・ゴールデン・ドーム
040 カワニール社工場事務棟
044 アルコア・ケアフリー・ホーム
052 レイノルズ・メタル社デトロイト支社
060 アルコア本社ビル
064 マニュファクチャーズ・トラスト・ビル
個人の夢
074 グロスマン邸
082 シュールマン邸
090 ダイマキシオン・ハウス
094 大智寺本堂
098 ソリッドとサーフェス
権藤智之
プラスチック
112 レイナー・バンハムの愛したオルトモダン
冨永祥子
120 フトゥロ
124 セキスイハウスA型
128 ロイド・カーンとex-dreamsの時代
ロイド・カーン
× 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎
グーギー
144 雑誌記事「グーギーアーキテクチャ」 再録
150 ノームズ・ラ・シエネガ店
154 パンズ・コーヒーショップ
160 ユニオン76 ガソリンスタンド
164 ダウニーのマクドナルド
170 ハングリータイガー保土ヶ谷店
174 近代の理想を実現すること
ビクター・ニューラブ
× 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎
オルトモダン
184 ガルシア邸
196 フィッシャー邸
200 アイクラー・ホーム
208 エシェリック邸
218 母の家
リフレクション
234 近代の理想の実現
セン・クアン
× 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎
246 あり得たかもしれない建築について
塚本由晴
× 福島加津也、冨永祥子、佐脇礼二郎
260 夢のシルエット
福島加津也